【スマホ・PC】目を酷使していませんか?【VDT症候群】
おはようございます、株式会社ウェルネス医療情報センターです。
VDT症候群という名前を聞いたことはありますか?
VDTとはVisual Display Terminalの略でパソコン、スマートフォン、ゲーム機器などディスプレイの表示機器を指します。
これらを長時間使用することによって起きる、目や体や心に影響が出る障害のことをVDT症候群といいます。
今回は、VDT症候群になると起こる症状や、予防方法を解説します!
VDT症候群になるとどうなるの?
目の疲れ、視力低下、目のかすみ、目の乾燥、肩こり、背中の痛み、イライラ、抑うつなどがあり、症状は目だけでなく多岐に及びます。
そして、ディスプレイを使用した連続作業時間が長くなるほど、目に関する訴えが多くみられます。
酷くなると、近視、角膜炎、結膜炎、ドライアイなどの目の異常とともに、額の圧迫感やめまい、吐き気まで起こすこともあります。
自分の目を労わりましょう!
VDT症候群を予防するために、普段から気を付けられることをご紹介します!
①適度な休息をとる
1時間ごとに10~15分程度、遠くの景色を見たり、目を閉じたりして、ディスプレイから視線を外しましょう。
VDT症候群は長時間のディスプレイ使用によって起こりますので、連続使用時間が伸びないようにすることが大切です。
また、ディスプレイを長時間見ていると、画面を凝視してしまうため、まばたきの回数が減りドライアイにもつながります。
ドライアイは目の負担をより大きくします。
こまめに休憩をはさむことをお勧めします。
②ストレッチをして血液循環を促す
長時間のVDT作業による眼の疲れや、肩こりに共通して伴うのは、局所的な血液循環の低下です。
休息時間の時などにあわせてストレッチを行うことをお勧めします!
目のストレッチ
・片目ずつ10~20回ウインクをする。
・両目をぎゅっと瞑ってぱっと開く。
・真上、真左、右斜め上など、様々な方向に目を動かす。
・視線を右回り、左回り1周ずつゆっくり動かす。
肩・背中のストレッチ
・両腕を後ろに回し両手を組んだ状態で、肩甲骨を寄せて、腕を伸ばして上にあげる。
・両腕を前に出し両手を組んだ状態で、体を前に倒し、息を吐きながら背中を丸める。
③作業環境を見直す
作業環境をほんの少し気遣うだけでも、VDT症候群の予防を期待できます。
・ディスプレイと目の距離は40cm以上。
・椅子に深く腰掛け、背中に背もたれを十分に当て、足の裏全体が床に接するようにする。
・視線がやや下向きになるようにする。
・部屋の乾燥に注意。
④異常を感じたら早期受診!
重度のVDT症候群にかかる前に診断を受けることで、改善の近道になります。
PC作業に集中していると、気づかぬうちに目を酷使しがちです。
重度のVDT症候群にかかるまえに、日々の習慣を見直したり、目を労わる習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。
弊社では、検診の代行予約や健康相談サポート等、皆さまのヘルスリテラシー意識向上に向けて様々なサービスを行っております。
ぜひお気軽にご相談くださいませ。
【参考サイト】
1)厚生労働省「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドラインについて」
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000184703.pdf
2)Santenグループ「VDT症候群とは」
https://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/vdt_syndrome/