【自動車運送業界】従業員の健康は会社の財産!健康管理の重要性とは?
おはようございます。株式会社ウェルネス医療情報センターです。
最近では、自動車運送業界が物流や輸送に欠かせない役割を担っていますが、従業員の健康管理が不十分なことも多いかと思います。
健康管理が適切に行われることで従業員の働きやすさが向上し、自動車運送業界全体の安全性と効率性が上がります。
人材が良い環境の中で育つことで、離職率を下げることも期待できます。
また、自動車運送業界における時間外労働の規制強化による課題として、「2024年問題」が挙げられます。
2024年4月1日以降、時間外労働は36協定で定められた上限が適用されます。
限られた時間で業務をこなすためには、労働環境の改善や人材育成などの対策がますます必要となります。
今回は自動車運送業界の従業員の健康管理の重要性について、分かりやすく解説していきます!
自動車運送業界における労働災害の現状
自動車運送業界では、労働災害発生のリスクが高い業界として知られています。
ドライバーの転倒や積み荷の誤積載、交通事故などが多発しています。
国土交通省によると、自動車運送事業に従事する労働者の労働災害件数は2019年度においては2,687件となっており、年々増加傾向にあります。
長時間の運転による心身への影響
自動車運送業界において長時間運転は避けられない現実ですが、その影響は従業員の心身に大きな負担をかけることがあります。
長時間運転がもたらす心身への影響には、以下のようなものが挙げられます。
・疲労 ・睡眠障害 ・ストレス ・肉体的な負担 |
これらの影響を軽減するためには、適切な休憩時間の確保や運転時間の調整が重要となります。
また、ストレス軽減策としてリラクゼーションや運動、栄養バランスの良い食事なども心がけることが望ましいでしょう。
適切な対策を講じることで、長時間運転の心身への影響を最小限に抑えることができます。
心臓疾患・大血管疾患対策ガイドライン
こうした問題を解決するために、日本運送業協会では「自動車運送事業者における心臓疾患・大血管疾患対策ガイドライン」が策定されています。
このガイドラインでは、ドライバーの健康管理に関する方針や手順を策定し、定期的な健康診断の実施や健康教育の実施などを推進しています。
・注意すべき身体症状の把握 ・健康診断・スクリーニング検査の実施 ・禁煙 ・運動と栄養バランスの良い食事 |
対策ガイドラインを遵守することで、自動車運送業者における心臓疾患や大血管疾患のリスクを軽減することができます。
従業員の健康管理を徹底することで、安全で健康的な労働環境を整えることが期待できます。
人間ドックの重要性、健康診断との違い
人間ドックと健康診断は、どちらも健康管理に欠かせないものですが、その違いについては以下のような点が挙げられます。
・体の検査項目の幅広さ ・検査項目の細かい分類 ・医療機器の使用 ・個人的なカウンセリング |
以上のように、人間ドックは、健康診断に比べて検査項目が多く、より詳細な診断が可能です。
また、医療機器を使用して検査を行うことが多く、個人的なカウンセリングも受けられるため、健康管理において非常に重要な役割を果たしています。
労働環境改善策、企業ができること
自動車運送業界において、従業員の健康管理を行うためには、以下のような労働環境改善策が必要です。
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従業員の健康管理に取り組むことで、生産性向上や労働力の確保などのメリットがあります。
また、従業員の健康に対する取り組みが社会的にも評価されることがあるため、企業イメージの向上にもつながるでしょう。
自動車運送業界における従業員の健康管理は、業界全体の発展や社会的責任を果たすためにも欠かせない重要な取り組みです。
長時間の運転や過重労働によって、従業員の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、企業としては、健康管理の推進や労働環境改善に取り組むことが求められます。
ウェルネス医療情報センターでは以下のようなサービスで、健康づくりのお手伝いをしております。
当社のサービスを導入するメリットは、従業員の健康管理だけではございません。
受診費用の精算代行を行うこともできますので、担当者様の作業を削減し業務の効率化を図れます。
・人間ドック、PET検査予約代行 ご予約される際にはコンシェルジュデスクとして、要望やお悩みに合った検診メニューおよびオプションをご提案しています。 また、ストレスチェック機関や禁煙外来の紹介等も可能です。 |
・健康電話相談 身体や心のお悩みについて看護師や保健師、臨床心理士がお答えします。 会社やご自宅から24時間365日、電話で相談が可能です。 |
【参考サイト】 1)住友電工システムソリューション株式会社「物流業界「2024年問題」を一から解説 働き方改革関連法制定の背景と物流業界の抱える課題」 2)全日本トラック協会「日本のトラック輸送産業 現状と課題2022」 3)国土交通省「自動車運送事業者における心臓疾患・大血管疾患対策ガイドライン」 4)全日本トラック協会「トラック事業者のための労働法のポイント」 |