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【PET-CT検査】2人に1人ががんになる…備えは大丈夫ですか?

おはようございます、株式会社ウェルネス医療情報センターです。


突然ですが、日本人が一生のうちにがんと診断される確率をご存知ですか? 

なんと男性も女性も、2人に1人が「がん」と診断されると言われています。

さらに日本人ががんで死亡する確率は男性でしたら4人に1人、女性でしたら6人に1人と言われています。
(※国立がん研究センターによる2022年データより)


がんは死亡率が高い病気になりますが、診断される確率を見ると身近な病気ということが分かります。

がんは初期の段階では自覚症状がないことがほとんどなので、定期的にチェックしていくことが大切です!


そこで今回はがんを調べる画像検査をご紹介します! 


【PET-CT=がんの画像検査】

PET-CTという検査を聞いたことはありますか?
PET-CTとは、ほぼ全身のがんを一度で調べられる便利な画像検査になります。


がんは糖分を多く消費する性質があります。

その性質を利用して、糖に微量の放射線物質を結びつけた薬剤を注射し、画像を撮影すると…

なんと、がんの可能性がある部位が光って写るのです!



【PET-CTの弱点】

PET-CTは、ほぼ全身のがんを一度の検査で調べられます。

一見便利な検査だと思えますが、弱点もあるので注意が必要です。


まず、検査装置の性能上、写るがんの大きさは直径0.5〜1cmほどです。

顕微鏡でないと分からないような小さな病変をPET-CTで検出することは不可能です。
また、胃、肝臓、泌尿器系などがんの検出が困難な部位もあります。


このようなことから、FDG-PET がん検診ガイドライン(日本核医学会)では、胃カメラなど他の検査を併用することが望ましいと提言しています。
PET-CTを受ける場合はこういった弱点も考慮した上で、受診施設や検査コースを選んでいくことが大切です。



【PET-CTの強み】

ここまでお読みいただくと、「結構弱点があるなあ…」と思われるかもしれません。

ですが、PET-CTのメリットは「一度の検査で、少ない苦痛でほぼ全身のがんのスクリーニングができる」ということです。


肺がん検診や大腸がん検診などでは特定の部位のがんのみを調べるので、調べたい部位が複数ある場合は検査が一度では終わらないです。
こういった手間や負担を考えると、やはりPET-CTで全身のがんをスクリーニングできるのは便利ですし、PET-CTの強みとも言えますね!




弊社では、PET-CT等検診の代行予約や健康相談サポート等、皆さまのヘルスリテラシー意識向上に向けて様々なサービスを行っております。

ぜひお気軽にご相談くださいませ。



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【参考サイト】

1)国立研究開発法人国立がん研究センター「最新がん統計」
 https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html

2)日本核医学会「PETがん検診ガイドライン」
 https://jcpet.jp/.assets/FDG-PET%E3%81%8C%E3%82%93%E6%A4%9C%E8%A8%BA%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B32019%E7%89%88.pdf

3)LSI札幌クリニック「PET検査について」
 ​​​​​​​https://www.lsi-sapporo.jp/checkup/pet/

4)国立国際医療研究センター病院「PET-CTとは」
 http://www.hosp.ncgm.go.jp/s037/010/010/pet.html

5)千葉大学大学院医学研究院脳神経外科学「脳神経外科疾患におけるPET検査」
 https://www.m.chiba-u.ac.jp/dept/neurosurgery/disease/pet/

6)日経メディカル「PET画像診断フォーラム」
 https://medical.nikkeibp.co.jp/all/special/PET/index.html

7)浜松ホトニクス株式会社健康情報室「アルツハイマー病のPET画像診断レポート」
 https://www.hmp.or.jp/about/ad_media/file/215/hmp_report_ad-pet.pdf

8)東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター「認知症とPETによる早期診断」
 https://www.cyric.tohoku.ac.jp/kakuigaku-old/pet_mame02.html



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